お仕事とそうではないもの。

社会人5年目の仕事で感じたこととそうではないことのメモ代わり。

当たり前の終わりのその先

先日、前の部署の上司たちと飲みに行った。
前の課長と、前の係長。
課長とは先月飲みに行ったばかり(課長とは2〜3か月に一回は飲み会でお会いする。)
係長とは今月ランチに行ったばかり。
それぞれとはよく会っているからそんな気がしなかったけど、3人揃うのはほぼ1年ぶりだった。

記憶を無くしかけるほどまで飲んだのは久しぶりのこと。どんなぶっちゃけ話をしたのか、何をしでかしたのか正直怖い。怖すぎる。
今の係長の愚痴は間違いなく言った。
先に帰った係長に意味の分からないメールを送りつけた。ここまでは覚えている。
何よりも怖いことは、前の係長は下戸で素面ということである。もはやホラーである。ゾッとする。

最高に楽しい上司たちだった、という記憶はきちんと残っている。
やっぱり、この3人でしょ!最強だな!
酔いが回りに回った頭で、何度も何度も心底思った。
でも本当は、仕事の打ち上げで来られたらもっといいなと思う。
何かを達成したあとで良かったねって言い合うことができたら最高だと思う。
もう一度、課長の指導に悔しがりたいし、係長とは「ああやっぱりこの上司とは最高のコンビだな」って思えるような仕事をしたい。
もう一度一緒に働きたい上司たちだ。

今日はいつものメンバーである、隣の係長が急遽キャンセルになってしまった。
お断りのメールには、「お詫びではないですが、次は私が幹事をしますよ」と書いてあった。
課長は「隣の係長のおかげでまたすぐに出来るね。試験前にもう一回行けるでしょ?」とノリノリだった。それが嬉しかった。
(今年私はとある資格試験の受験が待ち受けている。)

私から係長にはただひたすらいつもどおり茶化し、それから10回くらい係長のいる職場に引っ張ってくださいとお願いした。
真面目な係長は、「来年、私の隣の係長が異動ですから。あなたがやりたいことができるチャンスかもしれませんよ」とおっしゃっていた。
いやいや、そうじゃなくて。係長ともう一度コンビを組んで仕事がしたいんですよ……!という気持ち、きっともちろん伝わっていることだろう。
ただ、係長は極めて適切な距離感を分かっていて(この人ほど距離の取り方が適切な人はいないと思う。)、だからこそ、それをとてもうまく躱してくださった。
私はその部署に異動したいわけではないのだ。
多分、係長に出会わなかったら今のカンパニーにも未練はなかったと思う。
もう一度、今のように雑談や冗談を言い合うだけではなく、本気でぶつかり合って、休み返上でも良いもの作って、前向きに、パワフルに。私は係長とそんな仕事がしたくてたまらない。
この人の前向きな話が聞いてみたい。夜遅くまで議論したい。
この人と、良いものを作るために一生懸命になりたい。
この人のために、がんばりたい。
そして、たくさんの良いところを盗みたい。
私は、それを伝えたかった。
それを伝えたところで、別に引っ張りあげてもらえるもんでもないんだろうけど、でも、私は伝えたかった。係長の凄いと思うところ。負けたくないところ。もっともっと教えて欲しいところ。それが、あの1年に対するお礼であり、そして私の仕事におけるやる気の源でもあるから。

翌日、おふたりにお礼とお詫びのメールを出した。
それぞれから返事が来て、その瞬間にやっぱり課長と係長だな!と思った。
単に上司であること以上の親近感。安心感。
「またやろう!梅雨明けにすぐやろう」という課長の言葉や、「次もよろしくお願いします」という係長の言葉。
多分、社交辞令なんだけども、なんとなく、ああ、そうだよなぁ、次もあるよなぁと素直に思えた。
それは本当に「すぐ」なのかもしれないし、なんだかんだまた1年後くらいかもしれないけれど……でも絶対に「次」があるのだ。
1年と3か月前に終わってしまった、私の楽しかった「当たり前」。
それ自体は戻ってこないかもしれない。でも、その先に築くことのできた、この関係は、なくならないのだ。
なんだろう。そう思えること、それがすごく嬉しかった。