お仕事とそうではないもの。

社会人5年目の仕事で感じたこととそうではないことのメモ代わり。

ジレンマ

また、抜け漏れである。

誰かにお願いをするとする。
その人がお願いしたそのことをやっていなかった。

その際、一体どこにその責任の所在はあるのだろう。

普通に考えれば、こちらはお願いしたんだし、それに対して了解も得られたんだから、ボールはそちらにあるのではないかと思う。

でも、やってもらえなくて困るのはこちらなのだ。そこに平等性はない。
私は、それだけの危機感を伝えられたのか。
担当として、最終結果まできちんと確認したのか。相手を過信しすぎなかったか。
そのあたりを、失敗するといつも悩む。
お願いしたんだから、約束したんだから、それをしなかった相手が悪い、で済めば良いけど、それでは仕事にならない。

その成果に対して対価を支払っているのなら、多分私は怒ると思う。いい加減にしろと言うと思う。
ただ、今回はいわゆる「お願いベース」の仕事。対価が生じない仕事で想定外のことが発生したとき、それに対してどのように対応し、反省するのか。これはすごく難しい(そして私の業界では、往々にして仕事に対価が生じない)。
これはこちらが「お願い」したことなのだから、と変に気を遣ってしまうと齟齬が生じる。
でも、お願いである以上、ある程度気を遣わないと互いの組織の関係性にヒビが入りかねない。そのあたりのさじ加減が非常に難しい。
仕事なのだからシビアにやらないといけない、という気持ちと、いやいや仕事とはいえ人と人とのものだから配慮することも大切、と相手の立場を慮る気持ちがぶつかり、だいたい私は後者が勝って、案の定こちらの思う通りにいかなくなる。
つまり、組織的にはミスが出る。小さいものから、大きなものまで。

そのジレンマがずっとあって、いつもミスするたびに、自分は楽観主義すぎるのだ、感情なんて使わずに、情けをかけず、ただひたすら機械的にシビアに確認しろ、と思う。
他人は変えられない。だから、自分が変わるしかないのである。

このジレンマを乗り越えるためには結局、コミュニケーション能力が高いことが大切なのだと思う。
具体的には、相手の気持ちを逆立てずに相手に確認、催促する技術。相手を上手く、気持ち良くのせること。
私はそのあたりがとても苦手で、いつも適切な言葉を選べず、馬鹿正直すぎるがゆえに、相手の気分を害してしまう。
だからコミュ力が低いと思う。そういう調整が下手くそだから。

……まあつまり、今日はそんなミスをした。しかも結構大きいやつ。
夕方4時過ぎに発覚して、そこから震えが止まらなかった。
それは、私が病気療養のため、1週間休みを取っていたときに上司に対応してもらっていたことだった。その時点から、正直不安に感じていたのに、休暇明けに、上司にきちんと確認しなかった。上司からの報告で、大丈夫だと思い込んでいた。そんな私が悪いのだ。
相手方に、「きちんとできていますよね?」とすぐに確認しなかった。「私からお願いして、やってもらえる答えをもらいました」、上司のその報告で安心しきっていた私が悪いのだ。
そうしてすぐに確認して、その日にできていなかったのなら、数日後にまた確認して、それでもなおできていなければ催促するべきだった。そこまでやらずにただ相手を過信し、「やってもらえる」の言葉を盲目的に信じて、こちらの危機感を伝えもせずに、ただ人任せにした私が悪い……そういう気持ちはあるし、反省しているけど、、、
でも一方で、どうしたらいいか分からない。
仕事を進める上で相手を慮る気持ちだって絶対に大事だ。仮に私がそこまで確認したとして、気分を害しない人がどこにいるのだろう。ミスが発生した今だからこそそうしたら良かったと思うけど、現実問題そんな確認ができるだろうか。
果たして、私は一体どうしたら良かったのだろう。
お願いベースの仕事で、そこまでシビアな仕事ができたか。するとしたら、どうやればできたのか。念のため、が確認できたのか。
もっと早く確認しやすい状況を作れば良かったのだろうか……
その答えが出ない。

とりあえず、終わったことをくよくよ悩んでも仕方がない。
対応できる中で最善を尽くし、その結果当初よりも良いものを作れれば良いのだ、と思うようにする。
最後に成功をすれば、どんなミスもプロセスのひとつにすぎない。

とはいえ。いやいやとはいえしかし、今日の今日だ。
しばらく茫然自失だった。焦る暇すらなかった。
上司には冷静に報告できたと思う。ただ、もはや周りの音すら聞こえないほど落ちていた。
落ち込みすぎて、どうしたら良いか分からなくて、吐きそうだった。
久しぶりに、愚痴を言いながら涙が出てきた。今年に入ってから確認不足で思い通りにいかなかったこと、何度目だろう。
本当に楽観主義だから、確認しないからいけないのだ。
いちいちうまくいかない自分が、本当に情けなくて、自己嫌悪が溜まりすぎて、吐きそうだった。

私、どうすれば良かったんだろう……