お仕事とそうではないもの。

社会人5年目の仕事で感じたこととそうではないことのメモ代わり。

異動したかった部署

先日。本社のとある部署の飲み会に呼んでいただき、参加してきた。
実は、その部署は私がかねてから異動したかった部署でして。
なぜなら、私のカンパニーの本流だから。力を持っているから。ヒトもモノもカネもパワーも、歴史も伝統も全部持っているから。
最初に配属となった部署には何も無かったからこそ、次はそういう部署に行ってみたかったのだ。そこに存在しているだけで、ある種の仲間意識に包み込まれる、そんな世界。
仮にその部署から次の部署へと異動になったとしても、戻っておいでとか、いつ戻ってくるの?と声をかけてくれる部署があること。戻れる世界、ふるさとがあること。
それがどんなに幸せなことか!
私の最初のふるさとは、いずれ跡形もなく無くなる。偉い人曰く、「いつかは、みんなの心の中にしか、存在しなくなっちゃうんだねぇ」
創設された当初より、いつか絶対に無くなることが決まっていた、そんな時限的な組織。だから尚更、羨ましかった。

でも、そんな部署だから当然倍率は高く人気で。若手なんて、ほぼ全員異動希望に書くと言われているほど。
だからこそ、昨年度の異動希望はこと細やかにその部署の名前で埋めた。あの課も、この課も。あの係もこの係も。昨年度その部署に異動となった同期に、次に異動しそうな若手のいるポストを聞いて、全部異動希望に書いた。親の仇か何かというレベルで、ほとんどその部署の名前で埋め尽くしたほどに。
私の前の部署からその部署へと、人事権を持つ部長と課長が異動したのを最後のチャンスと思い、人事面談では「ぜひ異動させて下さい!!」と頼み倒した。
その結果、内々で異動させてもらえるよう段取っていた……のだけど、結局うまくはいかなかった。
人事に聞いた前の課長曰く「いけるはずだったんだよ!」らしい。行けるはずだった異動とか意味なさすぎでしょう(笑)
行けなかったという事実がある時点でそれは慰め以外の何者でもないと思う。異動なんてゼロかイチか、それだけだ。

でも、その部署系列の人が多数を占める飲み会に参加させてもらい、なぜ自分がそこに異動できなかったのかを、心の底から理解した。
ノリの良い兄貴分のような係長、その係長にしっかりついていく諸先輩方。お酒とゴルフとバーベキューで繋がる、サークルのような世界。
あー、確かに私にはこの部署の雰囲気、つまりめっちゃリア充なこの雰囲気、全く合ってないのだ。だって私、リア充ではないもんなぁと。休みの日にバーベキュー!ってなったら、絶対イヤって思うもんなぁ、と(笑)

途中から、自分がその場所にいることや、周りになんとなーく気を遣ってもらっていること、全部がすっごく申し訳無くて居た堪れなくなり、とにかく帰りたくて仕方が無くて。
ちょうど良い、というのにはあまりになんだけど、ゴホゴホと気管支が鳴る咳が出ていたことをいいことに、「スミマセン風邪気味なんですよねえ〜」とこれ以上無いほどに分かりやすい理由を立てて、一次会にて無事離脱。
久しぶりにこんなにあからさまに帰ったなーと思った。
誘ってくれた子には申し訳無いし不甲斐ないなぁと思ったけど、この場に何も出せない自分の申し訳無さ。いたたまれなさ。それには勝てなかった(笑)

ふと、前に。あれは異動が確定した頃。
「最初の配属が傍流だったから、次はどうしても組織の本流に行きたかったんです……」って私は飲み会で愚痴をもらしたことがある。当時の課長と係長の前で。悔しさのあまり。
当時の私の、青臭くて、気恥ずかしいほどに分かりやすい見栄とプライド。
私、今の部署に異動が決まったとき、色んな人から、あんなに頑張ってもブランチなんだね〜とめっちゃ言われたんですよね。ちょうどその頃、採用された年度の仲間で集まる機会があって。私の最初の上司をはじめとして、採用年度はイケイケ系で、上昇志向の強い方も多かったので、「お前、あんなに3年間頑張っても残れないんだなぁ」って言われるのね。「いやいや次は本社じゃないですしめっちゃ休みますよぉ〜(笑)」とか口にはしてみるんだけど、悔しかったなぁ。本社から離れる時点で、そうやって言われることは、分かっていたんだけどね。
それを心の底では笑っていたとしても、受け止めてくれた私の元上司たち。
前の係長が、「私だってずっと本流じゃないですよ」と苦笑いしていたのを思い出した。
その時は、「いやいや……係長のご異動は次だって人事ですし、前だって私の行きたかった部署にいらっしゃいましたし、これまでに執行役員の秘書みたいなこともされていて、どう考えても本流じゃないですか」と返したけれど。
「私がいたのは人事の中でも本流ではないですし、あなたの行きたかった部署でも私のいた課は本流ではないんですよ……」と続けられて。そのときは意味がよく分からなかったんだけど、その真意はこの飲み会で、何となく分かったのだった。

「やっぱりあの課の飲み会ってスゴいっすねぇ」と同じく一次会帰り組の皆さん(本流部署における別の課のミナサマ)と話をしながら。そうか、同じ部署の中でもあの課であったり、係であったりの人たちは、やっぱり特別なんだなぁと思い知った。
そして、そういう部署の人たちがやっぱり上には行くんだなって。
悲しいことに、その本流と合わないということは、上にはいけないということなんだと、また改めて納得してしまった。
私、とにかくノリで話すのが超苦手!!
特に初対面は無理!!
自分がノリツッコミが成立するのはごく一部の人で、だからこそその人たちの大事さをイヤってほど理解してるわけで。
悲しいがな、それだけはどんなに頑張っても変わらないなと思った。